若手ビジネスマンが求める安定と不安定の混在

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どうやら若手ビジネスマン(20代の男性会社員)には、安定と不安定の両方を求めている結果が出ました。

アイ・リサーチによると「幸せになれそうな会社はどっち?」という質問に「能力主義・成果主義」62.0%、「年功序列」38.0%に対し、「幸せになれそうだと感じる働き方はどっち?」という質問に、「給料は安いけど終身雇用(正社員)」68.5%、「給料は高いけど有期雇用(非正社員)」31.5%と対照的なものだった。

「能力主義・成果主義」派の意見

「頑張りがいがある」(24歳)
「成果を認めてもらいたい」(22歳)
「今の時代、能力主義でしょう」(25歳)
「バカ飼ってる会社じゃだめ」(28歳)
「今の会社は労組が強く、年功序列が根強く残っており、何一つ会社のためにならないから」(29歳)
「一番納得がいくシステムだと感じる」(25歳)
「年功序列は無能な年寄りがはびこる原因になるから」(27歳)
「仕事できないのに給料高い上司は腹立つ」(26歳)
引用:Yahooニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150120-00000020-rnijugo-bus_all

上記のような意見がありました。

自分がより会社のために働いていくために能力主義・成果主義を支持する意見もありますが、自分ではなく他に対する批判や不平不満を漏らす意見が多く見られます。

それでいて、給料は安いけど終身雇用(正社員)を選ぶ割合が高いのはなぜなのでしょうか。

能力主義・成果主義はいってしまえば、弱肉強食の世界です。成果の上がらない者は、どんなに会社に長くいようが、年齢が上だろうが、淘汰されるということです。

最悪の場合、解雇という結果もありえます。年功序列や終身雇用のようなヒエラルキーはなく、非常に単純です。

ここで重要なのは、年功序列と終身雇用が表裏一体であることです。

終身雇用前提で今は使えない若者に給料を支払い、教育をして、後々その損失を回収し、より大きな利益を生もうという構造です。

その中で、本音と建前の建前をいえば、年功序列なのです。若手ビジネスマンの中に「自分より能力が無い人は自分より多く給料をもらっているのは気に入らなく、もっと自分を評価して欲しいが、やらかしたり結局能力がなかったりしても解雇しないでね。」と思っている人が多くいるともとれます。

要は、基本的に安定志向が強いが自分にとって良い方向に転びそうなものには不安定を望んでいるのかもしれません。

若手ビジネスマンの心理が見えた気がしますね。

ゆとり世代の多い若手ビジネスマンが今後どのように日本の社会を作っていくか注目したいところです。

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