ここでは、超自然に職場に馴染む方法を紹介します。
これから就職を控えていて職場に馴染めるか心配している人や、新しい職場でなかなか馴染めずにいる人は、かなり多いのではないでしょうか。
職場に馴染めないもしくは、これから働く職場に馴染めるか不安のある人は、参考にして頂ければと思います。
職場に馴染むことは、仕事へのモチベーションを上げ、作業にも力が入ります。
仕事がつまらなくても、職場の同僚や、先輩、後輩と良好な関係が築けていれば、会社に行くことは苦になりません。
職場に馴染むのは、苦痛を感じずに仕事ができる重要な要素でもあります。
職場に馴染むには?
職場に馴染んでいる人とそうでない人では、様々な部分で差が出てきます。
人当たりが良く、すぐに職場に馴染める人や、何かの才能に秀でていて、職場に馴染めなくても、気にならないという人もいます。
性格的な部分からみて自然に職場に馴染める人よりも、実際に職場に馴染めている人の方が、圧倒的に多いはずです。
この差には、ソーシャルスキルの有無が関係してきます。根本的に性格を変えることが非常に難しいですが、ソーシャルスキルを身に付けることは簡単です。
ソーシャルスキルは、練習や経験によって次第に身に付いていきます。
ソーシャルスキルとは?
ソーシャルスキルとは、おおまかに言うと社会でうまくやっていくスキルです。
個人的に嫌いな人がいて、その人と会社で毎日顔を合わせなければいけない状況で、円滑に仕事を進めるためには、ソーシャルスキルが必要になります。
つまり、どんな人とも対人関係を上手く築き、職場に馴染むためにはソーシャルスキルは必要不可欠なのです。
ソーシャルスキルは、
- 自分の考えを理解してもらうスキル
- 相手の行動や言動から、意思を読み取るスキル
- 相手の反応を推測するスキル
の3つに分類されます。職場に馴染むためには、この3つを習得し、意識的に実践することができれば、人とのやり取りをより円滑に進めることが可能になります。
自分の考えを理解してもらうスキル
日常生活の中で会話するときでも自分の考えを理解してもらうことは、大切ですが、周りには、互いにどのような人間であるかわかっている上でのコミュニケーションが成立しています。
しかし、初めて会った人や知り合って間もない人に自分の考えを理解してもらわなければならない場面は、社会に出れば多くあります。
入社当初や会議、商談などです。このような場面では、分かりやすく順序立てて説明していく必要があります。
分かりやすい説明は、結論から理由という流れが一般的です。例を挙げて説明していきましょう。
例
Q. 初対面の人と友達になるためには、どうすればいいか
A1. 初対面の人と友達になるためには、相手を理解しようとする気持ちが大事だと思います。なぜなら、初対面の人に対する情報はゼロです。外見的に想像できる部分もありますが、会話をしてコミュニケーションを取り、相手がどのような人間なのか理解できなければ、友達になれるとは思えないからです。
A2. 初対面の人に対する情報はゼロです。外見的に想像できる部分もありますが、会話をしてコミュニケーションを取り、相手がどのような人間なのか理解できなければ、友達になれるとは思えません。ですから、相手を理解しようとする気持ちが大事だと思います。
このような質問と二通りの答えがあったとしましょう。
この答えがまともな答えかは置いておいて、A1が分かりやすい答えで、A2が分かりにくい答えです。
文章として読めば、読み返すことができるので、さほど変わりはありませんが、会話ではそうはいきません。
A2における構成で、理由を先に述べることは、相手は最後の一文を聞くまで「こいつは何を言いたいのか」という疑問が残ります。
自分は、結論が分かっているので納得しながら考えを伝えていますが、相手は、理解しながら聞くことが出来ないのです。
A2は、推理小説をイメージしてもらうと分かりやすいかも知れませんが、犯人は最後に判明します。
芸人の面白エピソードも最後にどこでオチが来るのか分かりません。
犯人やオチがここでいう結論に当たります。
話の終着点を考えながら話を聞くことになります。
逆にA1は、結論への過程が話している途中でも相手にも分かるように構成されているのです。
このように、自分の考えを理解してもらうスキルは、自分の考えを先に言うことが基本になります。
文の構成を変えるだけで、相手の理解度は格段に変わってきます。
相手の言動、行動、表情から意思を読み取るスキル
1.の自分の考えを理解してもらうスキルだけでは、相手とのやり取りはうまくいきません。
相手の意思を読み取り、それに対する反論や考えを伝えなくては、つまらない先生の授業と同じです。
相手の意思を読み取るために必要な情報は、相手の言動、行動、表情です。
この3つの情報があれば、相手の意思を読み取ることは、難しいことではありません。
特に、気をつけていて損が無いのは、目線や仕草です。
言動や表情だけでは、相手が本当の事を言っているのか、どのくらい気を許しているのか読み取ることは出来ません。
相手が感じていることが、目線や仕草に無意識に表れます。
有名な話ですが、目線を右上に送る人は、経験したことがない事柄に対して想像している場合が多く、目線を左上に送る人は、今までの経験を思い出している場合が多いのです。
要するに、過去の経験に関する質問をした際に回答者が右上を見ていたら、嘘をついている可能性が高いです。
また、腕を組んで話している人は、相手に警戒心や疑心を持っていることがあります。
このように、意識して相手の言動、行動、表情を観察することで、ある程度は相手の意思を読み取ることが出来ます。
ただし、絶対にそうだとは言い切れないので、それをしっかりと見極めることが重要です。
相手の反応を推測するスキル
前述した1.と2.が習得できれば、職場に馴染むことは難なく出来るでしょう。
ですが、より上司から可愛がられたり、昇進していくためには、相手の反応を推測するスキルが必要になります。
相手の反応を推測することで、円滑にやり取りを進めることが出来ます。
まずは、相手を知ることから始めましょう。
相手の情報が何もない状態で、推測することは、非常に難しいです。
相手の性格を見極めてください。
相手が他の人と話しているときどのような表情をしているのかや、怒るタイミングはどういう時かなどをしっかりと記憶しておきましょう。
普通に考えて、相手の機嫌の良い時に交渉や提案をすることは話が通る場合が多いですよね。
例えば、上司が会社に遅れて来る時は、必ず機嫌が悪く、早めに来る時は機嫌が良いとしましょう。
早めに会社に来ている時を狙って、交渉や提案をするのは当たり前ですね。
上司の機嫌が良い時と悪い時のパターンを知っているかいないかで、話が通る確率に雲泥の差が出ることは言うまでもないでしょう。
実際は、より複雑化している場合が多いですが、相手を細かく分析することで、反応を推測することが可能になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
職場に馴染むために必要な3つのスキルを紹介しました。
文中で何度もあったと思いますが、意識すれば必ず出来ます。
常に意識をして友達と会話する癖をつければ、自然と出来るようになります。
職場に馴染むだけではなく、色々な場面で応用できるテクニックなので、是非試してみてください。