ニートの悩み

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ニートが持つ悩みは、一般の人には理解しづらく、意味不明な人とレッテルを貼られてしまうことが多くあります。本当にニートの悩みを理解している人は、ニートだけなのでしょう。インターネットで検索をしてみても、ニートを持つ親の悩みとか、兄弟の悩みとかそんなサイトばかりです。

ですが何とかしたいと思っているのは、親や兄弟、ニートに関わる人なのでしょうか。一番悩んでいる(悩んでいた)のは、当事者だと思います。

現在は悩むことをやめ、すべての責任を誰かに転嫁し、投げやりになってしまっている人もいますが、悩んでいた時期があります。本当は悩んでいる時期に手を差し伸べてくれる人がいたらニートになっていなかったのかもしれません。

一般的な悩み

一般的なニートの悩みは、

  • ニートになった原因(いじめや家庭環境など)がトラウマになり、人と接することを避け続けてきたため、どうやって人とうまく付き合ってばいいかわからない
  • ニートになった原因を他人に責任転嫁し、この先どうしていけばいいのかわからないの2つに分けられます。

前者は、他人にされたことに対して、恨みや強い劣等感を持っています。ですが、今ある現状を見つめ、自分の力もしくは人の手を借りながらも、何か行動を起こそうとしています。

後者は、全ての責任は自分に無く、自分がニートになってしまったという現状を自分で解決できず、他人(周りの人)に助けを求めています。

どちらの悩みも深刻な問題ですが、この2つの違いは、自分を変えるためにアクションを起こそうとしているかどうかです。現時点で行動できなくても、きっかけさえあれば、行動できる人は、前者だと思います。

しかし、家庭環境は10家族いれば、10の家庭環境がありますし、人がどのように感じ、どのように考えるのかは、一概に言えることではありません。

ですので、一方的に責任がどちらにあるのかを答えることは出来ませんが、どちらの悩みも正常な感情が欠落してしまったことにより、精神的な成長が止まり、身体的成長や知性の成長が進んだ結果だと考えられます。

まとめ

過去にとらわれずに生活することは無理ですが、過去にとらわれて責任の所在を言及することは、得策ではありません。

過去を忘れる必要は全くありません。過去の経験からどのような事を学び、今どうするべきかを考えることの方が遥かに重要です。

どのような理由があったにせよ、「仕事を辞める」、「学校へ行かない」、「何もしない」と決断したのは自分であることを心の片隅に置いて、今後の生き方を考えてみることもいいのかもしれません。

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